大腸内視鏡検査
Colonoscopy
大腸内視鏡について
現在、日本人の食生活の欧米化が進むにつれ、大腸の疾患が増加し、大腸内視鏡検査の役割も高まってきています。
大腸を観察する場合には、肛門から挿入する内視鏡を用います。
長いスコープで、直腸から結腸、回盲弁(大腸の入り口)の大腸全域を観察することができます。
大腸は曲がりくねっているので胃に比べ、挿入方法はすこし複雑ですが、小腸の手前まで挿入することが可能です。
また、最近はスコープの硬度が手動可変になり、よりスムースな挿入が可能になってきました。
さらに、大腸内視鏡の鉗子口(かんしこう)を通じて様々な器具を用いることで、組織採取や、ポリープ切除などの処置も行えます。
※検査は痛みやお腹のはりのない手法でていねいに検査します。
大腸は他の臓器同様に個人差があります。大腸の形に応じた挿入法で無理のない検査を心がけています。
検査を受ける前に
- 車の運転は禁止です。帰宅時も運転しないようにしましょう。
- 飲食は1時間後から可能です。
- 激しい運動は避けてください。
- お風呂は湯船につからずに、シャワー程度にしましょう。
- 便に少量の血がまざることがあります。
大腸内視鏡検査の流れ
注射を打つ
検査着に着替え、点滴をします。
検査の時に痛み止めや腸の動きをゆっくりにする薬を点滴に追加するため、点滴をしたまま検査を行います。
内視鏡の挿入
肛門から内視鏡を挿入します。
この際は力を抜いてリラックスして下さい。
腸内の観察
医師がモニターに映る腸内を隅々まで観察します。
終了
検査は患者さんにより異なりますが、数十分で終了します。
検査後について
- 車の運転は禁止です。帰宅時も運転しないようにしましょう。
- 飲食は1時間後から可能です。
- 激しい運動は避けてください。
- お風呂は湯船につからずに、シャワー程度にしましょう。
- 便に少量の血がまざることがあります。
費用
大腸内視鏡検査代のみ | 約6,000円 |
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※このほかに診察費、組織検査費、使用した薬剤費、ポリープ切除費などが加算されます。
※当院では基本的には保険診療内で行っております。厚生省による改訂があれば随時変化します。
※大腸は15,000から50,000円くらいです。
組織検査やポリープ切除は切除した数でなく、部位や良性か悪性かにより費用がかわります。
個人個人でまったく違うと考えていただいたほうが良いようです。